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2025.11.14
Times Blog
ラリー北海道2025 整備サポートメンバー奮闘記
「技術って、愛だ。」を体現した、熱き2日間

「技術って、愛だ。」――。
その言葉を体現するような熱い挑戦が、2025年9月6日(土)・7日(日)に十勝・帯広管内で開催された「ラリー北海道」で繰り広げられました。
117号車「MAGIC TY MAZDA CX-60」(寺川和紘/石川美代子組)は、2日間で合計12本・約102.6kmのスペシャルステージを走破し、XC2クラス12台中2位という見事な成績で表彰台に上がりました。
このラリーの走りを陰で支えた整備エンジニアのサポートメンバーとして北海道マツダからは千歳店の吉田さんが参加。
ひとつひとつの整備作業に「走る歓び」への情熱と愛情を込め、チームの力となりました。
今回は、実際に現場で奮闘した吉田さんに、参加のきっかけや現場での体験、そして“技術に込めた想い”について話を伺いました。
🎤 整備サポートメンバー 吉田さんへ インタビュー
1.参加のきっかけ
Q.今回、ラリー北海道の整備サポートに参加することになった経緯や理由を教えてください。
本社の部長から電話があり「十勝ラリーのメカニックを体験してみないかい?」と声をかけていただいたのがきっかけです。
電話中、私が返答に迷っていたところ、工場長が「行ってこい!」と快く言ってくださり参加することを決意いたしました。
2.当日の雰囲気
Q.会場やピットの雰囲気はどのように感じましたか?普段の業務との違いはありましたか?
会場は多くのラリーファンで賑わいました。
マツダファンも多くCX-60について詳しく聞かれる方、寺川さん(ドライバー)石川さん(コドライバー)ご夫婦のサインやグッズを収集される方もたくさんいらっしゃいました。
ピットでの待ち時間は穏やかな雰囲気であったが、SSのリザルトが更新されるたびに盛り上がりました。
車両が帰ると雰囲気は一転、一人一人が真剣なまなざしでメンテナンスを行っていました。


3.印象に残ったこと
Q.会場やピットの雰囲気はどのように感じましたか?普段の業務との違いはありましたか?
車両がピットに戻ってきた際、右後ろのスプラッシュシールドが外れかけて垂れ下がっていました。
復元しようと思いドリルやインパクトドライバーを使用し修理を試みました。
順調に直していましたが、ナットを締め付ける車両のボルトがちぎりかけているではありませんか…
残り2カ所ナットを締め付けたら修理完了するところで…
一か八かでナットにトルクをかけた瞬間に、案の定ポリんと折れてしまい修理不可。
一瞬時が止まりました。
周りの方々の「あっ!」「ふふふ…」「折れた?」の反応は忘れられません。
結局スプラッシュシールドは取り外しての走行となりました。泣


4.やりがい・学び
Q.参加して得られた経験や気づき、整備士として成長したと感じた点はありますか?
様々なコースのSSを走行した車両はやはり砂汚れ、泥汚れがひどく車体にもダメージがありお世辞にもキレイとはいいがたい状態です。
その車両を決められた時間内にタイヤを外して足回り点検、ブレーキ点検清掃、部品交換に修理。
車両データの収集に液類補充そして洗車。しっかりとしたチームワークがないと到底時間は足りません。
全ての作業が終わり走りだしていくCX-60の美しい後ろ姿は忘れられません。


5.「技術って、愛だ。」を実感した瞬間
Q.作業の中で“技術に愛を込める”ことを感じた場面やエピソードがあれば教えてください。
今回、総SS距離は102.6㎞でした。
その間、寺川さん(ドライバー)石川さん(コドライバー)ご夫婦はいつも笑顔で運転が楽しいとおっしゃっていました。
オンロード・オフロード走行場面に合わせて選択できるMi-Driveをはじめ、マツダの車は「人間中心の設計」に基づき作られた理想的なドライビングポジション。アクセルペダルとブレーキペダルの自然な配置。
意のままに走るドライビングフィールを追求したマツダの技術が、楽しい気持ちでの運転に繋がったのだと思いました。
(写真 前列左が千歳店 吉田さん)
6.今後への意欲
Q.今回の経験を、今後の仕事やお客様対応にどのように活かしていきたいですか?
今回のラリーメカニックに参加して思ったことは、チームワークの大切さです。
個々の整備技術が高くとも限られた時間の中で整備をする場合、できることに限界があります。
チームの皆で声を掛け合い誰が何をしているのか。
お互いが把握し作業をすることで、フォローすることができ、またフォローしてもらえる。
これは仕事においても同じことが言えると思います。
今後、会社では今以上に声を出し、チームワークを重視して努めてまいります。

千歳店のチームワークもバッチリです。7.読者へのメッセージ
Q.ブログを読んでくださるお客様やマツダファンに向けて、一言お願いします。
今回走行したCX-60は競技専用のダンパー、R/Tタイヤ、マッドフラップを装着。
ドライバーの安全性を確保するロールゲージ、バケットシートを装着。
主の変更箇所はこの程度で、ほぼノーマル状態の車両でありました。
3300㏄の縦置き直列6気筒ディーゼルエンジンを搭載し、FRベースの車両になっているのでフロントは旋回しやすくリアは力強く押し出してくれるので車両をコントロールしやすく誰でも楽しく運転ができるクルマとなっています。
今回、初参戦でXC-2クラス2位入賞を飾りました。
何よりほぼノーマルの状態で初戦2位はとんでもないポテンシャルのある車両だと思います。
一度、最寄りのマツダディーラーにご来店いただきCX-60をご試乗してみてはいかがでしょうか。
マツダの技術が詰まったクルマをご堪能ください。

ラリーの現場で感じたのは、クルマを支える人たちの真剣なまなざしと、チームの絆でした。
その一つひとつの想いが「走る歓び」を生み出しています。
これからも北海道マツダは、「技術って、愛だ。」の想いとともに、お客様に寄り添ってまいります。
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